聖印と神像

聖印はまるで人の顔のような印象を受けます。額にライフォスの紋様が見れることからしてライフォスの信徒であったことが分かります。クマドリと呼ばれる特殊な化粧を施したような模様が特徴で、荒々しさ、豪快さを表現しています。ダリボルでは熱く信仰されており、マレビト信仰のきっかけを作った人物でもあります。

神格と教義

元々マスラヲはクレメリア大陸で漁師をしていた男だと言われています。航海技術が発展していない時期に絶海の孤島だったダリボル等に難破したことから彼の運命は大きく変化します。ダリボルではアヤカシと呼ばれる蛮族に襲われており、海から来るものがこれを退けてくれるだろうという伝説を信じていました。マスラヲは自分は伝説の存在ではないと言いながらも、困った島民を見捨てるわけにはいかないとアヤカシ退治に挑みます。ダリボルの巫女サクヤヒメと力を合わせ、アヤカシを調伏することに成功します。しかし、アヤカシも自らの領域に侵攻してきた人間を襲っていたことが判明します。マスラヲは間に入って、二つの陣営の仲を取り持つことに成功しました。ライフォスが出来なかった偉業をダリボルという小さな島で成し遂げたのです。
また、マスラヲには健康の神という側面も持ちます。かつてのダリボルは閉鎖的空間だったため近親婚が盛んに行なわれていたのですが、外から入ってきたマスラヲの血が、混血の呪いを解いたとされています。なのでマスラヲ像を触るとお産が良くなるなど女性にも好かれています。

格言

「悩みがあったら俺を頼れ」

「元気があればなんとかなる」

「うまく行かないからこそゆっくり話し合え」