幼少の折、暮らしていた集落で流行病が大流行し、父を筆頭にした異性の家族全員を失う。
同時に自身もその大病に侵され、床に伏していたところを、通りすがりの冒険者に助けられる。
危険を顧みず特効薬の材料を取ってきて、集落を大病から救ってくれた冒険者の姿に、その日からずっと憧れている。
そうして数年後、今度は母が大病を患い、倒れてしまった。
それを見たサラは、母が倒れた病の特効薬を持ち帰るために旅立つことを決意する。

かつて、サラはとある冒険者の献身によって、その命を救われた。
そして、今度は自分が、身を挺して誰かを……いや、母を救う番が来たのだ。

……というのが、彼女の旅立ちの切欠となるが、それは最早過去の事。
母の身体を脅かした病魔は既に去り、母は天寿を全うして黄泉路に旅立った。
今の彼女には、背負う憂いなどない。
気の赴くまま、心行くまま、旅を楽しむ一人のメリア、それが現在のサラ・サゴールなのだ。

そして、とある事件から５年の月日が過ぎた今、彼女の命も尽きようとしている。

アイテム収支とファンブルの履歴

共に旅した仲間

リボンズ・リンカーネーション

性別不詳のハイマンのキルヒア神官。
芝居がかった、かつ強い自尊心を感じさせる個性的な口調が印象的。

ルイス・ローラン・ルフェーブル

ミストエルフの戦舞士の男性。
かつてサラが流行病に倒れて居た時、その流行病の特効薬の材料を集めてくれた恩人。
現在は居眠り常習犯。

ク・クロコダイーン

イーヴ信仰の神官戦士な小翼種のリルドラケンの男性。
如何にも武人と言った感じの人柄で、背中を預けた時の安心感が大きい。

その他の人物

街の人たち

ギルドの受付だったり、市場の人たちだったり、広場で人形を投げて遊ぶ子供たちだったり。
彼らの平穏を脅かす敵は、可及的速やかに排除しなくては……。

ルゥ

魔神であるらしき明らかに怪しいぬいぐるみ。子供たちに遊び道具として拾われ、投げられていた。
街の人々にフェイクメモリーを掛けて回っていたのは彼(？)のようだ。
彼(？)はどうやら、限界を迎えつつある何者かを、殺せる強者を探していたようだが……？

リンフォード

森の奥で待っていた、儚げな印象のナイトメアの男性。
穢れが溜まりきるほど、何度も蘇生されて生きながらえて来たのか、非常に苦しそうだ。
サラは仲間たちと共に彼と戦い、眠りに就かせることにした。
転生した彼が記憶を取り戻す頃には、自分は寿命が尽きそうなのが少し悲しい所だ。

簡潔な冒険内容

「術者もいないのに扉の小魔が独りでにうろついている。被害が出る前に何とかしてほしい」
そんな依頼が、長期間未解決のまま、報酬金を上げて提示され続けているのを発見し、受諾を決意。
市場で追加物資を購入しつつ情報を収集し、広場に向かうと子供たちが如何にも怪しい人形で遊んでいるのを発見。
調べてみると魔神が擬態していることが発覚。魔神語で問い詰めると、突如出現した門から現れた魔神が襲い掛かって来た。
襲い来る魔神を撃退すると、人形の姿の魔神、ルゥが話しかけてくる。
彼の案内で森に向かう一行の前に現れたのは、大猿のような姿の魔神ヴァンギガ。
そして……その身の汚れが限界まで蓄積し、死ぬに死ねない儚げな見た目のナイトメアの男性、リンフォードだった。
激闘の末、ルゥの依頼通りに彼を殺すことに成功。魂はリボンズの魔法で転生を遂げ、肉体はルゥにより異界へと持ち去られた。

アイテム収支とファンブルの履歴

共に旅した仲間

ルイス・ローラン・ルフェーブル

かつての戦いで共闘した、ミストエルフの男性。

ク・クロコダイーン

かつての戦いで共闘した、小翼種リルドラケンの男性。

ヌル

事件の少し前に出会った、ウィークリング・バジリスクの男性。

ウィリアス・アッケウィナス

今回が恐らく初対面の、吟遊詩人の人間の男性。

アネモス・メトポーロン

今回が初対面の、戦舞士のリカントの女性。

サラミア・ディクスゴード

今回が初対面の、イーヴ神官のアルヴの女性。

シュニール

今回が初対面の、マギテックシューターのナイトメア(人間生まれ)の男性。

その他の人物

リン

ヌルから話を伝え聞いた、リンフォードの転生体であろうナイトメアの少年。
今回の救助対象。

ルーゼット＆セラフィム

冒険者ギルド「狐の灯亭」で出会ったティエンスとナイトメアの二人組。
過去のリンフォードに関わる情報を、二人から得た。

ルゥ

リンフォードのゲートインプだったはずの魔神。
その正体は……。

簡潔な冒険内容

サラ・サゴールの最期の戦い。始めから、サラはこの戦いで死ぬ覚悟は出来ていた。
サラは最後の魔神軍団からの逃亡戦にて、逃げ遅れかけた仲間を庇い、魔神たちの波に呑まれて消えた。

幕間

(？？？)